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話すための英文法



内容について
会話のための例文集です。 初級は一冊に約300文、中級は約600文あり、これを覚えます。

どのようにするかというと「各文を最低80回、精神統一して読み、暗記する」のです。 そして、「日本語部分を見たとたん英語が出てくる」かチェックします。 ただし、著者によると、これはちゃんと80回読んでからチェックするべきで、 半端な回数でチェックしてしまうと「焦りだし、自信を失い、暗記する意欲がなくなる」 のでよくない、と書いてあります。

一日10題で、初級なら1ヶ月、中級なら2ヶ月で1冊を覚えられる計算となります。

初級編の文章はどれもかなり短いものです。6-8words くらいが多く、10words を越えるものは稀でした。

本の著者の主張する効果
英文法に沿った例文を覚えることにより、英語で考えることができるようになるそうです。 もしもこういう基礎をつけずにいきなりネイティブのレッスンを受けても、 言いたいことが言えずに挫折しやすい、旨のことがはしがきに書いてあります。

書店ではしがき部分をちょっと立ち読みすると、著者の主張はすぐわかります。 (4冊どれにも、だいたい同じことが書いてありました)

私が実行したこと
初級編 part I を全部覚えました。通勤時間のみで、ちょうど1ヶ月ほどかかりました。

part I はテープも買い、休みの日などにかけっぱなしにしていました。 気が向いたときに聞こえた日本語に対して、すかさず英文を言うという練習をしました。

かなり熱中してやったので、思ったよりも早く覚えることができましたた。

日本語と英語を全部コンピュータに打ち込んで、 ランダムに問題を出せるようにしてみました。 (打ち込むときも先に日本語を入れて、復習しながら英語を入力しました)

私の感じた効果
英語が口をついて出てくるようになったと思います。 それまでは話す前に考える時間が長かったのに、 一冊終わってから行った旅行では、考えずに英語が出てくるのがわかりました。
本への不満点
「文法事項にのっとって」とあるのですが、文法についての解説はほとんどありませんでした。 だから覚える文について疑問があっても、疑問を持ったまま覚えることになり、 気分がよくなかったです。

part II は途中で挫折しました。 せっかくだから正しい発音で覚えようと、発音記号を書き込んだりしたのがいけないのか、 それとも疑問のある文が多くなってきてやる気が失せたのか。その後何度か再開を試みたものの、成功していません。

中級編partI にも手を出したましたが、こちらは文章が長くて覚えきれずに挫折しました。

一年後の効果
一年くらい経ったら、覚えた文はすっかり忘れてしまいました。

2005年追記
文章自体はもうあまり覚えてないのですが、この本で覚えたものは今でも私のスピーキングのベースになっています。
試そうかどうか迷ってる人へ
もし英語の勉強をしているけど実践の場は少ないのが気になるなら、まず初級編を一冊覚えてみることをおすすめします。すばらしい効果があるかもしれません。もしもダメでもどうせ1ヶ月くらいで終わります。

いきなり英会話学校あたりに行って数十万円と一年間を浪費するよりは、断然オススメです。一冊終わらせてから、続けるなり、学校に通って覚えたものを使ってみるなりした方が、時間を有効に使えると思います。

私が買ったときはカセットでしたが、さすがに最近はCDつきになったようです。
必ずものになる 話すための英文法 Step1[入門編I] (CD1枚付)
値段もだいぶ安くなりました。(ちょっと悔しい)

 

「英語口」というシリーズもあるようです
英語口 英文法ができると英会話ができる 初級編〈1〉

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